全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

内真部大山祗神社奥宮にて由緒碑奉納奉告祭が行われました。

2010.11.13 -[社務日誌

本日、青森市にある内真部大山祗神社の秋祭り並び奥宮山ノ神、由緒碑奉納奉告除幕祭が執り行われました。

里宮社殿             

 内真部は”うちまんぺ”と読み、アイヌ語の発音であり今も地名で呼ばれています。

元は6,000年前に端を発したと伝えられ近代までは多くのアイヌ人が住んでおり発展された地域でありました。また”青森ヒバ”の美林が栄えた場所としても有名であります。内真部大山祗神社はそこの鎮守神として現在も氏子の人々に篤い崇敬を受けながら伝えられてきました。

境内は決して広くありませんが樹齢100年はゆうに超えている松並木の中に鎮座しております。

里宮狛犬さん

また、今年の夏より内真部大山祗神社の奥宮である山ノ神を新しく建て直すという計画のもと、内真部に住まえる敬神篤い氏子・総代の方々からたくさんの浄財が集まり、10月に旧社殿より一回り大きく、新社殿が竣工しました。

奥宮社殿        奥宮社殿内

また、地元の建設会社の社長さんのご奉納により新社殿は”総青森ヒバ造り”で建てられ、腐りかけていた鳥居も”青森ヒバ”にてご奉納され新しく建てられました。

本日行われた由緒碑奉告祭も地元の左官業を営んでいる方より2メートル近くある御影石に奥宮の由緒を刻んだ由緒碑がご奉納され、その奉告祭ならび除幕式としてお祭が行われました。

今回の新社殿、当初はこのような形になるとは計画されていませんでしたが、内真部の氏子・総代の方々の想像以上の篤いご奉納により今回のような社殿のみならず、神社に関わるもの全てが新しく立て替えられました。

青森ヒバの鳥居       御影石の由緒碑

青森ヒバの山を守る山ノ神として鎮座し、永い歴史の末、老朽化し今にも倒れんばかりだった社殿が、また青森ヒバをもって新たに山ノ神として還ったことは誠に感動の至りでありました。

これからも永遠に子孫の八十続に至るまで栄え、そして山の大御恵が氏子等に授かることをご祈念申し上げます。

直会風景

本日の秋祭り斎行、由緒碑奉納奉告除幕祭、誠におめでとうございました。