全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

新嘗祭が執り行われました。

2020.12.2 -[社務日誌

令和2年11月23日に廣田神社の秋の大祭である新嘗祭が執り行われました。

現在11月23日は「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」勤労感謝の日という祝日となっていますが、元々は収穫の感謝を喜び新穀を神様に捧げる新嘗祭(にいなめさい)という祭日でありました。

天神地祇(諸々の神様)が祀られる宮中の神嘉殿においては、天皇陛下みずからが収穫された新米、そして新粟が捧げられ、八百万の神々のもとで国と民とが一体となる宮中祭祀の中でも最も尊い国民統合の祭りとして新嘗祭が執り行われています。

そのため宮中にならい、多くの神社ではこの日に新嘗祭を斎行して氏子等と共に神様へ五穀豊穣の感謝の儀を尽くしています。

私たちは生きるために、他の命を戴き、そしてまた自らの命も土に還りいつか与える側になっていきます。

その命の連鎖の中で感謝する心というのは必然であり、自然に育まれることであり、神様の御恵によるものとして大変有難く尊いものです。

そして稲は斎庭の神勅にもある、皇祖であられます天照大神様から賜った日本国の象徴である大切な穀物でもあります。

その収穫に感謝するということは万物の営みの享受と繁栄を乞い祈る大切な儀式といえます。

神様の御恵みにより五穀豊穣で溢れる、実り豊かな国の姿は国民の平安安寧の象徴でもあります。

今年はコロナ禍によって農家の方々も、収穫量の心配だけではなく、丹精込めて育てた作物の販売そのものも先行き不安な状況となっています。

そこで、今年より農家の方々に少しでも廣田大御神様の御神威が授かれますよう、収穫したお米をはじめ、野菜や果物を沢山ご奉納いただくことにしました。

また、この真心込めて育まれた作物は、神事にてお供えをし、神様にお召し上がりになれた後、青森市内で活動されている《こども食堂》へ寄付させていただくことにしました。

新型コロナウィルスで閉塞間漂い、行き先の見えない今だからこそ、しっかりと神様に祈りを捧げ、そして人々と仲取り持ちする事が大事な気がいたします。

毎年、新嘗祭は雪が降る日が多かったですが、今年は抜けるような青空となり、大変気持ちの良い神事日和となりました。

新型コロナウィルス感染拡大防止のため、参列者のマスク着用や検温、また、席の間隔を空けて離れるようにと最低限の対処は施しました。

また、今回、ご寄附頂いた農家の方々にも神事参列の案内をさせて頂き、何名かの方にご参列頂けました。

そして今年も5年目となる小中学生の舞姫達による巫女舞、「豊栄の舞」が奉納されました。

今年は新型コロナウィルスの影響で当神社の祭事も中止、規模縮小となり、また青森市内のイベントも軒並み中止になったことから、今年はほとんど舞う機会が得られませんでした。

おのような状況に加え、コロナ対策として稽古時間も短縮していた状況の中にもかかわらず、気持ちを切る事無く、一生懸命に稽古を続けていました。

ですので、本年最初で最後となる舞の奉納は舞姫達にとってもとても重要な時間となりました。

参加予定だった舞姫が急遽、出られなくなってしまいましたが、それでも他の舞姫は動じることなく堂々と振る舞っていました。

これまで積み重ねてきたひとつひとつの動きを手に、足に、伝えて、感謝の祈りをこめて舞いました。

とても落ち着いているだけではなく、これまで以上に優雅に舞っていました。

その醸し出す雰囲気に参列されている方々も、集中して目を向けていました。

これまでとは一変してしまった生活のこれまでを振り返りながら、特別な想いを以て舞っていたように感じます。

最後の最後まで一糸乱れることなく上手に舞いきることができました。

そんな姿に、参列者の方からも思わず拍手が送られていました。

そのような舞姫達の想いも無事に神様に伝わり、神事も滞りなく執り納めることが出来ました。

最後に宮司からも例年以上に、今年の状況における神社の在り方から今に至るまで、想いをお話しいたしました。

最後に一人一人撤下饌を授けて神事は終了しました。

恒例の舞姫集合写真ですが、今年は参列してくださった農家さんとも一緒に撮らせていただきました。

無事終わり、舞姫達も満面の笑みでした。

新嘗祭では神事終了後に毎年、宮司による神道講話を行っており、今年は第11回目の講座として渙発130周年を迎えた教育勅語についてお話ししました

明治天皇様が、どのような御心でこの教育勅語を渙発したのか、分かりやすく読み下しながらお話ししました。

昨今、戦争を扇動する材料の一つとして利用され、様々な誤解や曲解をされていますが、今一度きちんと読んでみると、そのようなことが如何にばかげたことなのか気付くはずです。

コロナ禍によって人と人との繋がりが、見直され、如何に大事なものなのか、気付かされた今の時期だからこそ、この教育勅語を知り、そして実践に努めていくことが、人類の福祉を増進する一助になる気がいたします。

新型コロナのため、直会は中止となりましたが、神の恵みと恩とに感謝し、来年も佳き年となることをお祈りいたしました。

皆様が幸せな年となりますように。

《農作物奉納者》

☆青森観光りんご園 様

☆クローバー農園 様

☆清水ファーム 様

☆TOMATO工房アーリー 様

☆農園キヨキヨ 様

☆弘前市✳︎山田農園 様

☆みかみファーム 様

☆八十味来農場 様

☆名久井育美 様

☆柳谷章二 様

法人8組/個人2人合計10組

《贈呈先こども食堂》

♡こども食堂・じょいん 様

♡桜川みんなの食堂 様

♡みんなの食堂 アエ〜ル 様

♡ふれあい食堂 様

♡よこうちキッズぷれいす 様

♡こども食堂 Cafeteria SunnySide 様

♡ペントハウスこども食堂 様

ご奉納、誠にありがとうございました。無事に青森県社会福祉協議会様を通しまして、贈呈させていただきました。