全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

焼納祭(どんと焼き)が執り行われました。

2021.1.19 -[社務日誌

令和3年1月7日に焼納祭(どんと焼き)が執り行われました。

連日降り続いていた雪は収まり、早朝より沢山の方が参拝と共に授与品、縁起物を納めに参っていました。

降雪はあまりなかったものの、氷点下の寒さで大変凍れました。

新型コロナウィルス感染拡大防止の為、神社では出来る限りの対応を取っていましたが、参拝に来られる皆さんもマスク着用、消毒などにご協力いただきました。

このような情勢ではありますが、1年お守り頂いた感謝の気持ちで例年のように沢山の方にお参りいただきました。

年々、私物や焼納できないものの持ち込みも少なくなり、ご奉仕いただく総代さん方も作業が捗るようになってきました。

今年も渋滞緩和のために警備員を配置しましたが、雪の多さも相まって想像以上に車での参拝も多く、一時、交通状態が悪くなってしまいご迷惑お掛けしました。

早朝は出勤前の方々が多かったですが、時間が経つにつれて、家族連れの参拝も多くなってきました。

ここ数年は荒れた天気も多かったため、祝詞奏上中に奉書紙が破れそうになるときもありましたが、今年は天気自体は穏やかだったので、しっかり一字一句目で追いながら奏上することができました。

とはいっても氷点下厳しい気温だったので、祝詞奏上後は指が寒さで動かず、祝詞を閉じるのも一苦労でした。

天気が安定していため、神事が始まってからも沢山の方が授与品、縁起物、注連縄等を納めに、お参りにこられていました。

一昨年からは役員総代だけではなく正月助勤の学生や、社会人のご奉仕の方にもにも手伝ってもらい昨年よりもより円滑に進むようになりました。

神事では古くより伝承される一切の罪穢れを祓い清める大祓詞を先ず奏上し、続いて焼納祭祭詞を奏上して一年間お世話になった廣田大神様はじめ八百万の大神様に感謝の念を伝えて元のお社へとお還へりいただきました。

そして、宮司と責任役員、総代長で散供を行った後、宮司が最後に祭壇上の神聖な忌火をもって点火してお焚き上げしました。

煙が立ち昇り火が見え始めると、感嘆の声と同時に参列していた皆さんが手を合わせてお祈りしていました。

近年は多くの方が焼納祭のルールを守ってくださり、ビニール関係や焼納には関係ない袋類が少なくなったのもあり、燃え上がる炎も非常に綺麗な色をしていました。

廣田神社の焼納祭は一年間お守りいただいた神様に感謝を捧げて慰める”神事”です。

そのような神事だからこそ、しっかりと節度ある行動をとることが、何よりも神様の御神意に叶う行いとなります。

皆さんしっかりとルールを守ってくださいましたが、残念ながら一部の方はまだまだルールを無視した非常識な方がいらっしゃいます。

そのような事例が多くなると、神事そのものの斎行を検討しなくてはなくなってしまいます。

本意ではない方向に進まないよう、しっかりと感謝の気持ちを以てルールに則り納めていただければと思います。

昨年一年の感謝を捧げ、今年もまた新しいお神札を祀り、お守りを戴きまして佳き年、麗し年となるよう健やかにお過ごしください。

尚、廣田神社で頒布しているお神札、お守、その他は常時お預かりしておりますので必ず社務所までお持ちください。