舞姫会の書き初めが行われました。
2021.1.27 -[社務日誌]
令和3年1月16日に舞姫会の書き初めが行われました。
今年はじめの舞姫会が行われました。
昨年はコロナ禍により、満足な稽古が出来なかったばかりか、イベント出演も無くなってしまった年となってしまいました。
そのような中でも、一生懸命に稽古へ出席して頑張ってくれました。
稽古時間も短縮して実施してきましたが、その中だからこそできることを工夫して積み重ねてきました。
これまで以上に神話の勉強をしたり、日本の伝統文化なども学ぶことができました。
状況を嘆くのではいま与えられた環境で、如何にことを成すかを大切にしてきました。
そのような想いで新しい年を迎え、舞始めとなりました。
先ずは舞の稽古を行いました。
新しく入った小さい舞姫もこの一年間で見違えるように上手になりました。
舞姫会では自分の思いは自分の言葉でしっかりと話すように指導していますが、そういったことが苦手だった子も徐々に自分の言葉で話すようになってくれます。
舞の技術向上は最も大事なことのひとつですが、その舞をどんな気持ちで舞うのか、なんのために舞うのか、また、舞を通して何を学ぶのかといったことも大切にしています。
佳き一年を迎えるため、気持ちを込めて臨みました。
はじまりの稽古だからと妥協せず、修正していく箇所はしっかりと直していきながら限られた時間でがんばりました。
一通り、舞の稽古が終わったところで、舞姫会恒例の一年の抱負を書く、書き初めを行いました。
先ずは先生から筆や墨の扱い方を指導しました。
舞姫達には事前に抱負を考えてきてもらいました。
ジャンケンで書く順番を決めて早速はじめました。
一発書はさすがに緊張するのか、下敷き替りの新聞紙に練習していました。
一筆一筆毎に書き方を確かめる用に皆慎重に書いていました。
何年も書いてきた舞姫は一年毎に字も上手になっているのが目に見てとれ、その成長の速さに驚きます。
それぞれ真剣なまなざしに、今年一年間の抱負がしっかりと込められているようでした。
小さい舞姫も考えてきた抱負をしっかりと筆を使用して書いてもらいました。
筆ペンではなく筆を使用し、墨をを使って書くことで、程よい緊張感が生まれます。
そうした体験が日常では少ないからこそ、舞姫会ではそうした意識の場所をなるべく設けて体験できるように努めています。
一筆入魂した色紙はどれもとても上手に書けていました。
毎年恒例ですが、舞姫会の補助をしてもらっている巫女にも自分の抱負を書いてもらいました。
そして、先生、宮司もそれぞれ一年の抱負を書きました。
全員書き終わったところで、宮司より神社の印を押して集合写真を撮影しました。
そのあとも、恒例の書いた色紙の抱負発表をしました。
それぞれ書いた色紙を皆に向けてその字をもとに今年一年の抱負を説明してもらいました。
それぞれ目標に向かって頑張る意気込みが伝わりました。
先生と宮司もみんな同様にしっかりと発表させてもらいました。
コロナ禍がいつまで続くかわかりませんが、それぞれの抱負を胸にしっかりと歩んでいきたいと思います。
全員が発表したところで終了となりました。
あっという間に時間も過ぎましたので、すぐ終わりの会に移りました。
最後に宮司よりみんなにお知らせを渡して今年も舞姫会も無事始めることが出来ました。
来年度の舞姫を募集しておりますので、ぜひぜひ、気軽に稽古へ見学にお越しください。