全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

紀元祭を執り行いました。

2021.2.16 -[社務日誌

令和3年2月11日に紀元祭が早朝に執り行われました。

毎年2月11日は「建国をしのび、国を愛する心を養う日」と制定されている建国記念の日という祝日です。

この建国記念の日には全国の神社において建国の記念を奉祝し、皇室の弥栄、国の隆昌、人々の安寧を祈願する紀元祭というお祭りが執り行われています。

紀元祭は建国記念日となる前の紀元節(きげんせつ)を寿ぐお祭りで、世”紀”ではなく皇”紀”の始まりを祝うもので、日本の悠久なる歴史を尊ぶ大事な日でありました。

初代天皇である神武天皇が葦原中津国(あしはらのなかつくに・日本)を平定し、橿原宮で御即位された日が現在の暦で示すと、2月11日となることから今日が建国記念の日として制定されました。

新しい令和の御代となり3年、今年は御即位された日から数えて皇紀2681年を迎えます。

新帝の今上陛下の大御恵のもと、国民一体となり世界で最も長い歴史を持つ日本の伝統を後世に紡ぎ、国旗である日の丸を家に掲げ皇室の弥栄と国の隆昌、そして昨年に続く新型コロナウィルス感染拡大の終息を祈り続けることが大切です。

紀元節奉祝の喜びのもと、皇室の弥栄、国の隆昌、氏子崇敬者の益々のご多幸ご健勝を祈念申し上げます。

以下に内閣総理大臣からのメッセージを紹介します。

「建国記念の日」を迎えるに当たっての内閣総理大臣メッセージ

「建国記念の日」は、「建国をしのび、国を愛する心を養う」という趣旨のもとに、国民一人一人が、今日の我が国に至るまでの古(いにしえ)からの先人の努力に思いをはせ、さらなる国の発展を願う国民の祝日であります。

 我が国は、四季折々の豊かな自然に恵まれ、長い歴史を経て、諸外国に誇れる日本固有の文化や伝統を育んできました。私たちは、人と人との絆(きずな)を大切にし、家族や地域で互いに手を携えて助け合い、今日の社会を築いてきました。知恵と創意工夫により、自然に向き合い、自然との調和を図りながら、科学技術の発展をはじめ、様々な分野において、人類の営みに大きく貢献してきました。

 長い歴史の中で、我が国は、幾度となく、大きな困難や過酷な試練に直面してきましたが、その度に、先人たちは、勇気と希望をもって立ち上がり、一人一人のたゆまぬ努力により今日の平和で豊かな国を築き上げ、自由と民主主義を守り、人権を尊重し、法を貴ぶ国柄を育ててきました。そうした努力の礎の上に、今日の発展があります。

 今、我が国は、新型コロナウイルス感染症との闘いという国難の最中にあります。先人たちの足跡の重みをかみしめ、国際社会とも緊密に連携しながら、国民の皆様と共に、この難局を乗り越え、ポストコロナの新しい社会をつくり上げてまいります。

 国民から見て何が当たり前かをしっかりと見極め、困難な課題に対しても果敢に挑み、乗り越えていく。国民の命と暮らしを守り抜く。「安心」と「希望」に満ちた社会を実現する。「建国記念の日」を迎えるに当たり、私はその決意を新たにしております。

 「建国記念の日」が、我が国のこれまでの歩みを振り返りつつ先人の努力に感謝し、さらなる日本の繁栄を希求する機会となることを切に希望いたします。

令和3年2月11日
内閣総理大臣 菅 義偉