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被災地へボランティアに行かせて頂きました。

26日~27日にかけて、宮城県石巻市牡鹿群へ震災復興のボランティアへ行かせて頂きました。

今回は秋田県神道青年会が主管となって企画し、青森、秋田、山形の3県より総勢20名以上の青年神職が集まり活動しました。

当日、石巻市周辺まで6、7時間を掛けて車で出発しました。

復興に祈りを幟

石巻市も場所によっては大きく被災してはいなく、普通の生活が営まれている地域もありましたが、車に乗っていると平坦と思われる道もデコボコとなって車体が揺れるのを体感すると、地震による爪跡が今も尚、見えない所に存在しているのだと強く感じました。

徐々にボランティアを行う地域に近づくにつれ、今でも、連日ニュースや新聞で映されている被災地域の光景が迫ってきました。

被災地

恐らく家が建っていただろう場所の多くは更地となり、遠目でみると綺麗に整地されているような景色となっていましたが、近くによると、その被災された状況の凄まじさが、如実にわかるような状況でありました。

所々に家が建っており、津波が間逃れたのかと思うほど綺麗に建っている建物がありましたが、その中を覗くと乱雑に家の中のものが溢れ元の見る影もなくなっており、そのギャップが逆に身震いするような情景でありました。

ボランティアセンターに着くと、担当の方より各被災地へ振り分けされるのですが、実は今回、震災の被災地復興ボランティアで行かせていただいたのですが、先の台風にて被災されてしまった地域があり、そちらへ向かう事となりました。

台風による被災

現場に着くと想像を絶する光景が眼前に広がっていました。道路は全て陥没し、コンクリートが剥げて車がいたるところで転倒しており、各住宅の一階は浸水によって無残な姿をさらしていました。

場所は山間にあるのですが、すぐ坂を下ると海が広がる漁師の町でありました。そのため、駐車されていた車なども全て坂に沿って流され、海を見ると数台の車が浮かぶ異様な光景でした。

海に流された車

午前は、漁師の方の作業場であった場所が浸水し、漁で使用する網等が泥まみれになってしまったため、その使用可能の網を振り分けて掃除をする作業でした。

振り分ける網は沢山あったのですが、それ以上に多くのものが流されてしまったそうです。中には新品で一度も使われないまま流されてしまったものも多くあったそうです。

こちらは只、お手伝いを”させて戴いている”立場であるのに、休憩して下さいと飲み物と氷を用意してくださいました。

その飲み物は「世界一美味しくて、二度と飲むことがないことを願う」ものでした。喉を潤しながら人間の根源の優しさに感動せずにはいられませんでした。

午後からは別のご自宅の前に堆積した土砂や散乱している瓦礫や石の撤去を行いました。瓦礫の撤去や堆積した土砂の作業は見た目以上に労力を要し、大人10人がかりで作業しても家の半分も清掃できないような悲惨な状況でありました。

海辺

その事に、自分のあまりの無力さと、本当の復興には長い時間が必要で、今回のような大型の重機が入ってこられないような場所も沢山あることを考えると、こうした個人単位でのボランティア活動も、まだまだ大いに必要であると痛感しました。

被災地

大震災然り、台風の凄まじい自然の力というものをまざまざと見せ付けられたような気が致します。

今回の活動で思うことは多々ありましたが、この体験を通し、神職として宮司として、より一層の祭祀の厳修を執り行う姿勢が正されたような気がいたします。

これまで毎日執り行ってきた復興祈願祭、明日からも続けていきたいと思います。

被災された全ての方の平安なる生活が一刻も早く取り戻されますよう篤く祈念申し上げます。

※写真は全て撮影可能場所のみを紹介しています。

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