全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

茶道の稽古で炉開きが行われました。

2010.11.9 -[社務日誌

本日、宮司が習っている茶道教室、裏千家淡交会 奥村社中 婆娑羅組にて炉開きが行われました。

まだ茶道を始めてから半年も経っていない未熟者ですが・・・

炉開きとは

旧暦亥の月、日(11月初旬)に今までお茶を点てるためのお水を沸かしていた風炉(畳の上に置く火鉢のようなもの)から炉(お茶用の囲炉裏)に移り変えて新茶を頂く行事です。元は暖房を焚きはじめる「炬燵(こたつ)切り」の風習や平安時代頃の宮中の儀式だった「玄猪(げんちょ)」に由来するそうです。新たに冬を迎えるという季節の区切りから茶道の世界では正月と同じくらい大切な日だとされているそうです。

炉の拡大写真です。とても綺麗で暖かいです。

炉の拡大写真

今日は炭火を焚くところから始めたそうですが、残念ながら予定がありその場面は拝見することが出来ませんでしたが、この炉開きの時にお餅を打って無病息災を祈願すること由来して、お汁粉を食べる慣わしがあるそうで、なんとか、その時間には間に合い頂くことができました。

もちろん、お濃茶やお薄茶なども頂きながら和やかに楽しく稽古することが出来ました。

そして最後にお部屋を暗くして炭火を皆で拝見しました。それはとても綺麗で茶道で説く宇宙観の通り、そこには幻想的で果かなくも暖かく灯す一つ一つの明かりと息を呑む静けさに広大無辺なる宇宙を感じることが出来ました。

今回の稽古でもとても素晴らしい経験をすることが出来ました!

そして、お稽古のあとは本日掲げられていた”一期一会”の言葉の如く、新しい区切りを迎えた喜びを分かち合いながら皆さんでおいしいイタリアンを食べました。ところが、喜びすぎたのか気付いたらもう次の日に時間がまわっておりました(笑)

今年の冬もいい気持ちで新年を迎えられそうです。