節分祭が執り行われました。
2011.2.3 -[社務日誌]
本日16時より節分祭が執り行われました。当神社での節分祭は本年で4年目となり、少しずつではありますが地域の方に周知され始めて嬉しい限りです。
尚、節分については昨日の社務日誌にて説明を多少しておりますのでどうぞご覧下さい。
今年度は、歳男・歳女の祈願者、豆まき行事参加者等、合わせて50人程の参加がありました。
まず歳男・歳女の方々が拝殿に上がり、開運招福、無病息災の祈願をして、代表によって板を叩いて音を鳴らし、邪気を祓う追儺の儀を行ったあと、玉串を奉奠して皆様それぞれの祈りを捧げました。
その後、廣田会館に移動し、鬼に扮した総代が暴れ回るのを、皆で豆を撒いて退治し、撒いた豆を福豆としてお持ち帰り頂きました。そして、最後に福くじを、歳男・歳女の方より優先的にくじを引いてもらい景品を渡して終了となりました。
今回も、盛況のうちに終了しましたが、より多くの方が参加し、日本の伝統行事を受け継いでもらうために、来年はまた、新たな試みをして盛り上げてゆきたいと思います。
ところで、時々神社に外国の方が参拝にいらっしゃるのですが、今日の昼前にも参拝している方がおり、宮司が話しかけたところ、男女2人でベルギーから旅行にきているということで、折角なので神社の各所を案内いたしました。
そこで、夕方より節分祭という神事が行われるので、参列してみませんか。という話をしたところ、是非参加したいということで、今回、節分祭に参列することとなりました。
2人はベルギー王国の首都、ブリュッセルの大学に通う医学生で、青森を出発地として日本全国を二ヶ月かけて巡るために来日したそうです。そして、初めて訪れたのがこの廣田神社だったそうです。
そのご縁もあり、神事、豆まき行事に続き、総代・奉仕者のみで行った直会にも参加してもらい、日本酒や豚汁、きゅうりの浅漬けなど、皆さんが作ってきた日本料理の家庭料理を振舞って一緒に楽しみ、日本のことを色々と教えたり、ベルギーのことを色々聞いたりしながら交流しました。
こうして、違う国の方に日本の伝統行事に参加してもらい、伝えてゆくことによって、改めて自国の大切なことを再認識するとても良い機会でありました。
これを機に何か国際交流できる行事が出来ればと思います。
節分祭に参加した皆様が無病息災、開運招福の大御恵が授かることを廣田大御神に祈念申し上げます。