書道と川柳の稽古がありました。
2011.2.17 -[社務日誌]
今日は月2回行っている書道の稽古がありました。
いよいよ先月から作品を出して段位習得に向けて稽古をはじめたこともあってか、さらに気合も入ってきたように思います。
毎回、楷書と行書を書くのですが、楷書は楷書の難しさ、行書は行書の難しさがそれぞれあります。先生曰く、書に形にのっとった決まりはなく、自由に書いて良いといつもおっしゃいます。
しかしながら、字そのものをきちんと理解して解釈しなければ嘘字になってしまいます。
まさしく現代の日本が侵されている間違った”自由”と同じなのだなと感じました。
また、宮司が習っている川柳の会がありました。
本日も20名以上の会員で川柳のやり取りがありました。
私も僭越ながら前抜き(五客・天地人などランク分けされている中の一つ)だけでしたが、4句選んでいただきました。
皆でそれぞれ2句選び、投票して多い順から票を入れたかたのお話を伺うのですが、これが大変勉強になり、皆さんの解釈の違いによって、その句に帯びる色が変わったりする面白さや、この短い文字の中で、どこまで読み手に想像させたりするのかなど、学ぶべきものが多かったです。
これは完全に持論ではありますが、祝詞も一緒で、ただ長く事細かに書き連ねることが良いというものではなく、奉告すべきことを端的に表現しながらも、その中でも一文字、一文節の短き中に想像を掻き立たせるような、韻に余韻が残るような、当たり前すぎて読んでいることに気付かぬような祝詞が神様へ対して奏上するにも非常に良い祝詞になるのではないかと思います。
といいつつ、まだまだ、遥かにその域には達せず。日々鍛錬。日々修練。