三年祭が執り行われました。
2011.3.5 -[社務日誌]
本日午後から三年祭が執り行われました。
これは神葬祭(日本古来の葬式)後一年、三年、五年・・・と続く祖先の神様へとなって、子孫をお守りいただく大切なお祭りです。
この度のご親族方と神社とは長い付き合いがあり、現宮司をはじめ、先々代の宮司の頃よりご奉仕しております。
真摯にお祭りに参列され、拝礼もしておりました。
このように、何世代にも亘って神職と共に神様に奉仕して行くことはとてもありがたい話であり「敬神崇祖」の心、神を敬い祖先を尊ぶということの大切さを重く感じます。
世代を越して何かを行うことを嫌う風潮の中で、いつしかその孤独に苛まれ、いざ必要な時に、無知無頼であることに気付き、どうしようもなくなることが新聞、テレビなどのニュースを見ていると多く現れていると思います。
これは誰かの責任であると転換しあうのではなく、今生きている全ての人の責任であり、被害でもあると思います。
だからこそ、また、原点回帰し、日本古来より大切に守られてきた”和”の大切さを認識しなければいけません。
その時にきっと、人々は先に述べた「敬神崇祖」が答えの1つであると気付くことでしょう。
翁命が安らかに御霊鎮まり、益々皆様方子孫が栄えますことを祈念申し上げます。