全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

祈年祭を執り行ないました。

2011.3.21 -[社務日誌

本日朝9時より斎行されました。

祈年祭は一般的には「きねんさい」といわれますが、「としごいのまつり」とも呼ばれ、祈年祭の年(トシ)はお米、つまり稲の意味であります。

全国的には2月に行われることが多いのですが、当神社では古くより3月21日と定められています。残念なことに長らく中絶しておりましたが、近年になり、また祈年祭を執り行うようになりました。

1年の五穀豊穣を願う神事で在りますので、雪が多く、寒くい地方においては2月では雪が多すぎて稲作の季節に合わないことから、3、4月に行うこと神社も多いそうです。

祈年祭の由来は諸説ありますが、当時行われていた春の農耕儀礼をもとに、天武天皇4年(675)に神名帳に記されいる官社(3132社)に対して幣帛(供え物)が奉られ国家祭祀として制定されたのが始まりとされているそうです。

まだ地域には馴染みのない祭典のみの神事になっていますが、祈年祭の五穀豊穣、稲作豊穣の恵みを通して商工発展への願いにもなっています。

夏の例祭、秋の新嘗祭と共に、大祭と呼ばれる重要なお祭りですのでこれから、氏子の方々が参集するような仕組みを作ってゆきたいと思います。

五穀豊穣並び氏子崇敬者の益々のご多幸ご健勝を廣田大御神様に祈念申し上げます。