献納されたお花を紹介します。
2011.7.29 -[社務日誌]
先週、池坊・葛西栄峰先生から献花されたお花のご紹介です。
真夏ながら寒い夜が過ぎたかと思うと大雨が降り注ぎ、梅雨かと思わせる蒸し暑さにアスファルトと青草の茂りの匂いを感じる日々です。
いよいよ、世界最大級の火祭りでもあるねぶたを目前に控え、道路のさじ席や街中にねぶたコーナーが溢れています。
さて、今回のお花はナナカマド、青ドラセナ、オリエンタル百合、セシルブルートリコだそうです。
真夏のこの時期に、あえてナナカマドの葉が、少し紅葉しているところを出すことで全体に面白いアクセントを醸し出し、オリエンタル百合の真っ白な花とセシルブルートリコの紫を加えることで、その紅葉した葉が、秋を感じさせるのではなく、どこか南国調の雰囲気をだしているようにも見えます。
このナナカマドと同じように、我々人間も、普段見ている姿も、実は違う角度から、また違う場面からみることで全く違う印象になることはよくあります。
それは神様が幸魂や荒魂など様々な魂を有し、それぞれの魂の特性が違うように我々人間も、本質を知るということは一面的な部分だけを理解したのでは見えないものも沢山あり、また、一人では変わらないけれども、何かと接することで新たな面が花咲くこともあります。
ですから人間は他人と協調し、尊重することで豊かな人間関係を築くことが出来ます。
お花をご覧になりたい方は気軽に廣田会館までお越し下さい。お待ちしております。