全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

上棟祭(棟上げ)を執り行いました。

2011.8.20 -[社務日誌

土曜日ということもあり、朝から初宮参り(お宮参り)や病厄除けのご祈祷などの予約が入っておりました。

その中で、上棟祭もありましたのでご紹介致します。

上棟祭は棟上(むねあげ)の際に柱が堅固に末永く家を支えられるよう、また、これからの工事も安全に進むように建築の神様や土地の神様に祈願をする大切なお祭です。

青森では昔からの風習で、柱に御幣と呼ばれる木の串に紙垂(しで)が挟まれたものと、草鞋(わらじ)を柱に括り付けて、永久に家をお守りいただくようにします。

上棟祭

この上棟祭は昨今の住宅の形状から行わない例も多く、また、大工さんだけのお祭という意識も非常に強いためか、始まりの地鎮祭、終わりの新宅祭を行っても上棟”祭”は行わないという場合がよくあります。

しかしながら、今回の施主さんはしっかりと上棟祭もお願いされ、神様に祈願をされました。その姿は家に対する愛着の深さにもみえました。

家を大事にするということは家族を大事にするということです。その家が、大事に住まわれていれば神様も必ずお守りしてくださり、幸せな家庭へと導きます。

上棟祭

また、都市部では殆んどなくなりましたが、上棟祭では棟梁が屋根などの高い場所から、供えられた餅などを撒いて、施主のご家族をはじめ、近隣の方々でそれを戴くという行事がありますが、今回、その行事を行いました。

構造上の関係で1階で餅撒きを四方を周りながら行いました。

残念ながら、写真オ撮影するのを忘れてしまいましたが、ご家族は大変喜んでおられ、良いお祭となりました。

上棟祭

祈願された皆様方の益々のご健勝とご多幸並び工事安全のことを廣田大御神様に祈念申し上げます。