本日、住宅の解体清祓いの祈願祭を執り行いました。

今回のお宅は北海道新幹線高架橋線上にあたるため、工事に伴い移転しなければならないということで、住宅の解体をするため、お祓いをしたいとのことでした。

このように、住宅を解体する際も産土の神様や家屋の神様などに解体の旨を奉告し工事の安全と皆様に災いが降りかかることの無いよう祈念して解体する建物を祓い清めます。

人が長年住んでいる家にはあらゆる魂が宿り、我々が見えているものだけではなく、目えざるもの達とも共に暮らして守られることによって、今日まで生活することが出来ています。そのために感謝を捧げるお祭をしてから解体することがとても大切なことなのであります。

ですから、一般の住宅においても古い家を壊し、そこに新たに建て直しする場合には「解体清祓い→地鎮祭→上棟祭→新宅祭」と4回に渡り、厳粛にお祭を行い、そこではじめて神様に守っていただける幸せな家庭が築ける家へとなります。

此度のご家族も祈願祭の終了後には、「お祓いをして頂き、ようやく気持ちがスッキリしました。これで心置きなく解体工事をお願いできます。」とおっしゃっていました。

解体工事の安全と皆様の益々のご健勝を祈念申し上げます。