全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

献花されたお花を紹介します。

2011.9.23 -[社務日誌

先週、池坊・葛西栄峰先生から献花されたお花のご紹介です。

青森県内各地も台風の影響による甚大な被害を受けており、これだけの規模の台風に見舞われたのは久しくなかったように思います。現在は台風一過となり、青空に日が暑く射しておりますが、現状回復には非常に困難な状況となっているそうです。

此度の台風の被害にあわれた皆様が安らかな日常へと戻られますよう祈念申し上げます。

献花

さて、今回のお花は木イチゴ、石化柳、シベリアユリ、ケイトウだそうです

秋の装いに前回と同じような配色ではありますが、また違った雰囲気をもつ生花となりました。天に伸びる龍のような石化柳を生けることで、葉の大きい木いちごや、花の大きいシベリアユリが混在して存在が重くなっている下の部分が逆に活かされ、横の空間だけであったものが縦の存在を加えることで花全体としての広がりが出てきています。

また、周りの葉の緑と花の白色だけでは寒さを感じさせてしまう所を、赤いケイトウを二輪中央に挿すことでそれらが際立ち、夏とは違った秋の生命の強さが伝わってくるような気が致します。

献花

この縦に伸びる石化柳と下に混在する花々のように、全く違う性質がお互いの長所を汲むことで、自らの存在の広さを得ることが出来ます。それは私達も一緒であり、自分とは全く違う人とお付き合いすることで、これまでにはない自分を発見することが出来ます。

つまりは多種多様な八百万の神々と、常に共にする心があれば、自ずと自分自身の心の成長にも繋がるのです。

献花

お花をご覧になりたい方は気軽に廣田会館までお越し下さい。お待ちしております