研修旅行に参加してきました。
2011.10.15 -[社務日誌]
以前、講演を依頼された青森の有識者で結成している団体、サロン土あおもりさんより研修旅行のお誘いを特別に頂き参加してまいりました。
今回は、黒石大川原にある「お山のおもしぇ学校」での研修・見学と黒石周辺の紅葉散策でした。
「お山のおもしぇ学校」とは旧大川原小学校を改装して、人々の赴きある昔の暮らしの展示や、そば打ち体験、自然散策などを企画している学校です。
その校長先生(代表)である福士収蔵さんから様々なお話を伺いました。福士さんは株式会社ツガルサイコーという会社の社長さんで、津軽伝承工芸館や津軽こけし館も運営され、「ランプの宿」で全国的に有名な青荷温泉の前社長さんでもあります。
学校館内を見学してから、校長直々に打ったお蕎麦と、地元で取れた食材を使った料理を食べながら、教室で懐かしい机とイスに座ってお話を聴きました。
内容は、それぞれの運営しているものをより地域に密着させ、そこに住まえる人々の雇用を増やしながら、その土地の良さを全国に伝えていきたいという厚い思いを述べられ、実際に行っている事例を教えていただきました。
そのため、この「お山のおもしぇ学校」も率先して自ら企画運営し、今年度は泊り込みで冬を越すそうです。
その後、併設されているアトリエにて、クレヨンで描く絵描きさんとして有名な孫内あつしさんからお話を伺いました。黒板いっぱいに描かれるその絵はとても暖かみがあり、非常に気さくにお話をしてくださいました。
その後はもみじ山で有名な中野神社で参拝をし、一時間ほどのトレッキング体験をおこないました。
ちょうど色づき始めた紅葉のもみじが至る所にあらわれ、とても幻想的な雰囲気の中で調和の取れた大いなる自然を感じることが出来ました。
またトレッキング講師の方も、道中様々なお話をしながら、自然に生かされているということを自覚して生活することが本来の日本人の営み方であると話されていました。
そして、津軽伝承館、こけしを見学した後、福士さんが長年に渡り管理してきたランプの宿、青荷温泉にてお風呂と食事をいただいて終了となりました。
研修を通して、実際に見たり聴いたり、五感をそれぞれリンクして体験することによって様々なものを多角的に知ることができ、たいへん有意義なものとなました。
この体験を神明奉仕にも活かせていければと思います。
ツガルサイコーブログ→http://tsugarusa.exblog.jp/