全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

献花されたお花を紹介します。

2011.10.24 -[社務日誌

先週、池坊・葛西栄峰先生から献花されたお花のご紹介です。

灰色が空を覆う日が段々と多くなってきました。この風情になり始めるといよいよ雪の到来を感じさせます。

世界の情勢も天変地異に始まり人間社会による変革など、あちこちで勃発しております。そろそろ、我を振り返り人間が人間であるための模索を始めなければならないような気が致します。生かされる生き方というものを。

献花

さて、今回のお花は紫式部、トルコキキョウ、ユーカリだそうです。

夏から先週までの秋にかけては植物を多用して生命観を表現するものが多かったのですが、今回はシンプルに三種類のみ活けられ、それぞれもあまり主張過ぎないものが活けられています。

一見トルコキキョウの紫の花でとても洋風に見えますが、紫式部の細い枝に連なる花がそれを上手く緩和し、非常に日本的な雰囲気を醸し出しています。

献花

また、同系色をまとめることで洗練された一体感が生まれ、格式高い紫の色が更に品格を上げているように見えます。

このように、それぞれに主張せず人間もシンプルな生き方を実践してこそ人間としての本当の品格が上がります。

それは日本人が繋ぎ育んできた自然の神々と共生し生かされてきた生き方であります。

献花

お花をご覧になりたい方は気軽に廣田会館までお越し下さい。お待ちしております