ねぶた祭り神輿画の万灯絵馬を奉納頂きました。
2011.11.10 -[社務日誌]
先日、埼玉県在住の彫師であります初代彫蓮さんから東日本大震災復興祈願としてねぶた祭り神輿画の万灯絵馬を奉納いただきました。
初代彫蓮さんは今回の東日本大震災を受けてボランティア活動を続けていくうちに、これまでの人生観が変わり、自身が手掛けていた埼玉県の戸田ふるさと祭りで巡行していた万灯神輿の絵を、東北の祭りに題材を変更して自らの足を使ってボランティア活動をしながら四県の社寺に復興祈願の念を込めて絵馬を奉納することにしたそうです。
この社務日誌でも紹介している通り、震災直後からの毎日続けている東日本大震災安鎮復興祈願をはじめ、神職による各種ボランティア活動を行っていることを知って、今回、青森県の奉納先として当神社に奉納されることにしたそうです。
これも廣田神社の大神様より賜った御縁が大きく働き、連絡が取れずに数時間違えば他の社寺に奉納を検討する予定だったそうです。
そのようなこともありながら青森県を出発地として岩手県、宮城県、福島県を三週間かけながらボランティア活動をして、各県に奉納していくそうです。
奉納された絵馬は物凄い迫力で、彫蓮さんを始め、お仲間の方の復興への篤い思いと奉納する祈りの念がひしひしと伝わってきました。
また、青森市内にいる間、毎日斎行している復興祈願にも2日間に渡り参列して頂きました。
お話を少ししましたが、自分の仕事にもしっかりとした信念と誇りをもってされており、その心情に至ったのもこの東日本大震災の影響がとても大きかったそうです。
今回の奉納巡行をした後に、来年になってもこのことが世間で風化されないよう、東京において今回の巡行を記録したライブイベントを開催して多くの方に知っていただくそうです。
この立派な絵馬は後日社殿内に掲げる予定であります。
東日本大震災の復興と共に初代彫蓮さんの道中安全を祈念申し上げます。
初代彫蓮さんHP→http://www.horiren.com/
※彫蓮さんのブログに今回の経緯の心情も書かれています。どうぞご覧下さい。