井戸埋立ての清祓いを執り行いました。
2011.11.16 -[社務日誌]
先日、井戸埋立の清祓いを執り行いました。
今回しばらく空き地として所持していた所に井戸があり、整地するにあたってしっかりと神事を執り行ってから埋立したいとの事でした。
最近は少なくなりましたが、井戸がある場合は必ず埋立の神事を執り行い、これまで自分達の生活を支えていただいた井戸の神様に感謝の報告をして、もとの世界へとお戻りいただき災いが起こらないように祈願します。
その際、神事の中において井戸の災いを鎮めるため、「うめ(梅)てよし(葦)」という語呂にあわせて梅と葦を井戸に納めます。
但し当神社の場合は昔から「うめ(梅)てかま(鎌)わん(茶碗)」という語呂にて梅、鎌、茶碗を施主の方と共に井戸に納めています。
施主さんも神事終了後に「ようやく安心することが出来ました。ずっと気になっていましたのでありがとうございます」との言葉を掛けて頂きました。
地鎮祭然り、今回の井戸の埋立にしましても金銭的に自らが購入したとしても、その土地をお守りいただいている神様から分け頂いているということをしっかり自覚をして節目ごとに神事を行うことが豊かに暮らしていく大切なことであります。