工場の解体祈願祭が執り行われました。
2011.11.20 -[社務日誌]
本日、工場の解体祈願祭が執り行われました。
現工場に隣接していて長い間使われなかった工場を解体し、新たに作り建てるということで解体祈願祭が行われました。
施主さんはいつもお世話になっている方で、宮司が神奈川県へ奉職していた時からのご縁であります。
普段から大変忙しく常に全国を飛び待っているような方なのですが、工場を解体するにあたり、しっかりと節目をつけて神事を執り行わないといけないとの思いがあったそうで今回依頼がありました。
昨今の自分の都合があるから行わないのではなく、忙しくても神事のために時間を作り、参列するという本来あるべき姿勢に大変感心いたしました。
また、神事中に神様等をお招きする降神の儀が始ると、外にいた大人しい犬が突然吼え始めたのには大変驚いたそうで「本当に神様が降りてきてビックリしました!犬にはしっかり見えていたんですね。」といっておられたのが印象的でした。
このように神事を大切にして、土地の神様や建物の神様など日頃お守り頂いたことへの感謝をしっかりと伝えたからこその表れだと思います。
幾年に渡り形式は変われども、節目節目にこうして様々な神様に感謝を捧げる神事が数千年と行われてきた事には必ず意味があります。
人生の節目には神社参り、毎日の節目には神棚拝礼。大切にしたいものです。
解体工事の無事安全を祈念申し上げます。