東京会館にて天台宗ハワイ開教総長である荒了寛師の外務大臣受賞のお祝いと出版記念の祝賀会が行われ出席してきました。

荒了寛師は絵説法ということで絵とお経を合わせた布教活動を行い、ハワイにて天台宗の分院を開いて日本文化の普及に尽力した方です。

昨年の社務日誌でも紹介しましたが、青森で展覧会が開かれた際、ご縁があって何度かお食事させていただいた事もあり、神社界からは唯一私、宮司が招待を受けました。

同じ賞を受賞された方は宗教界にも居るそうですが、一宗教人の活動として宗教家に贈られるのは”初”だそうです。

そのため、荒了寛師のご人望からか、発起人も日本の各界を代表する方々で、祝賀会においても雅楽師である東儀秀樹さんの演奏や天台宗を統べる方々、また瀬戸内寂聴さんからのご挨拶もありました。

また、ハワイで日本文化の普及に努めたということで、国会議員の方を始め領事館の方や各業界の外国部門の方が祝辞を述べられていました。

了寛氏と少しお話をさせて頂いたところ青森にまたいらっしゃるということで、再会の約束をしました。

こうして宗教は違えども日本の伝統文化を海外に広め、いわゆる伝統宗教家が国より表彰を受けられたことは大変嬉しく思います。

長年の功労に対し名誉ある受賞、誠におめでとうございました。

このような機会のご縁を廣田神社の神様にまた結んでいただきました。