全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

雅楽研修会がありました。

2012.2.7 -[社務日誌

6、7日と青森県神社庁主催で雅楽研修会が行われ参加してきました。

雅楽講師に八甲田神社宮司の小笠原先生、神明宮禰宜の鈴木先生、補助として八甲田神社権禰宜の小笠原氏を迎え開催されました。

今回は7名の参加があり、3管(龍笛、篳篥、笙)揃っての開催ができました。

雅楽研修会

東北をはじめ、青森県では神楽が非常に盛んで、私も社家(神職の家柄のみ)に伝えられる津軽神楽を習得している最中であります。

そのため、雅楽の文化は関東、関西以南に比べると非常に乏しく師事する先生も多くはありません。

しかし、近年は関東、関西等で奉職中(修行みたいなもの)に雅楽を習い、地元へ帰ってくる若手神職も多く、神楽と雅楽の共存共栄を模索して、日本の文化と地域の文化の伝承を後世に伝えていかなければならない機運となり盛り上がっています。

その為、参加者も多くが若手神職となりました。

雅楽研修会

今回は雅楽の代表的な曲である「越天楽」をはじめ双調「音取」「酒胡子」「武徳楽」というものにも挑戦をしました。

はじめは、緊張からか各々、普段の音が出せていませんでしたが、時間がたつにつれて音も良くなってきました。

また、普段1人で稽古することが多い中、3管揃って合奏することは稀な体験で、単独では気が付かない修正点なども沢山見えてきました。

雅楽研修会

最後には打楽器も加えて御神前へ双調「音取」「酒胡子」を合奏して奉楽しました。

様々な課題が見えたとても良い研修となりました。まだまだ、祭典にて奏楽できる音ではありませんが、いつか叶うことを目標に研鑽したいと思います。

研修会終了後には昨年発足した雅楽サークル「神遊」の総会が開かれ、講師でもあった鈴木先生を会長に選出し、本年も雅楽の技術向上並び普及に尽していく旨が宣言されました。