全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

青森田中学園感謝祭が執り行われました。

2012.2.8 -[社務日誌

毎年、針供養の日である2月8日にちなみ、青森田中学園では針の供養と共に各学校、施設から様々な物を持ち寄り、供養感謝が執り行われます。

まだ、私達の生活が物で溢れていなかった頃、生活する上で最も大切な一つである衣服は1枚1枚丁寧に手作りされていました。その為、日頃から針には大きな負担となるゆえに、大切に扱われる為、命を宿すかの如く魂が籠もると考えられてきました。

その為、一年に一度やわらかい豆腐やこんにゃくに刺すことで慰労をして感謝を捧げていました。

それが今日においても服飾に携わる方々はこの日に神事を執り行い供養をしてこれまでの感謝を捧げる伝統が残っています。

青森田中学園感謝祭

神事が行われる講堂には青森中央学院大学大学院、青森中央学院大学、青森中央短期大学、青森中央短期大学附属第一幼稚園、第二幼稚園、第三幼稚園、中央文化保育園、浦町保育園、特別養護老人ホーム三思園、青森中央経理専門学校、青森中央文化専門学校から300人程の教師・生徒・園児等が集い神事に参列しました。

祝詞奏上が終わると供養の儀が執り行われ、代表の生徒が折れた針や曲がった針を豆腐に刺し、各施設でも大切に扱われていたパソコンや書籍、包丁や楽器、看護道具に杖などを御神前に捧げ感謝の祈りを捧げていました。

青森田中学園感謝祭

その後、学生代表が神様へ感謝文を申し上げ、学校設立当初に学生と先生とで作られた感謝の詩も奏上されました。

園児等からはオモチャが供えられ、全員にて感謝のことばを捧げオモチャのチャチャチャを合奏して供養をしました。

理事長をはじめ各学校・施設の代表が揃い、各人丁寧に玉串奉奠をして感謝祭が無事滞りなく行われました。

青森田中学園感謝祭

こうして、全施設あげて教師・学生・園児等が一同に集い、一年に一度自分達が使用した物に感謝を捧げ、神様へお伝えすることは今の時代だからこそ大切なものであり、教育の根本であると思います。そのことで物を大切に扱い、人にも感謝できるようになると思います。

学校法人として大変素晴らしい姿勢であると思います。

青森田中学園の益々の繁栄と関係者皆さんのご多幸ご健勝をお祈り申し上げます。