全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

献花されたお花を紹介します。

2012.2.19 -[社務日誌

先日、池坊・葛西栄峰先生から献花されたお花のご紹介です。

新年初めての紹介となりますが、その間にも定期的に献花いただきました。

さて、今回のお花はボケ、あじさい、百合、ユーカリ、フリージヤだそうです。

献花

下方に活けてある薄っすらと白いユーカリの葉が、まるで今年の降り止まない雪の風景のように見えます。

その雪の中から力強く咲き誇るあじさいや、ボケの赤いつぼみが、春未だ遅しと逸る思いに身の丈を伸ばし、生命の力強さを現わしているように見えます。

また、天に向かって真っ直ぐに伸びる百合のつぼみは太陽の恵みを乞い願う自然の営みのあり方を私達に訴えているようにも見えます。

今回の花が表現しているように春が来ない冬はありません。この大雪も数ヶ月も経てばいつの間にか消えゆくのです。

自然とは人知が及ばない大きな見えない営みを変わらずに繰り返しているのであります。

献花

その事を知っていれば、自然と付き合い、共に歩んでゆくことが私達の生かされる道であり、反対に逆らうことはその大きな営みの道から外れてしまうことを意味しているのです。

ですから、今年の大雪にしても人間の欲の思うがままに便利になった故の弊害となっているのです。古い写真でも確認できるよう、つい何十年か前は当たり前の積雪であり、そこには確かに苦労はあったでしょうが、上手に付き合っていたと思います。

常に私達は八百万の神々と共食共存していることを忘れてはいけません。

お花をご覧になりたい方は気軽に廣田会館までお越し下さい。お待ちしております