上棟祭(棟上げ)を執り行いました。
2012.2.20 -[社務日誌]
上棟祭(じょうとうさい)がありましたのでご紹介致します。
上棟祭は新築する際、核となる棟上(むねあげ)柱を取り付ける時に末永く家が支えられるよう、またこれからの工事も安全に進むように建築の神様や土地の神様に祈願をする大切なお祭です。
柱には棟札(むなふだ)と呼ばれるお神札(おふだ)を奉り、御幣(ごへい)と呼ばれる捧げ物と共に、青森では一足、もしくは鼻緒を切った草鞋(わらじ)を柱に括り付けて神様に永久にお守りいただくようにします。
最近の家の構造上、柱を取り付けて祝う棟上は意識はしないことが多くなりましたが、今もっても柱なくしては家は建ちません。
その事からも、建築前の地鎮祭(じちんさい)、建築後の新宅祭(しんたくさい)を行うのは勿論のこと、上棟祭も家を建てる上でとても重要な神事であることがわかります。
今回の施主さんは神社から近い氏子さんでしたが、地鎮祭に引き続きしっかりと神様に祈願されていました。
また、三世代で参列し、親、子、孫とその伝統を共有して受け継いでおりました。
家を建てるということは人生においてそう何度もありません。まして、一度建てたら末永くそこへ住むのですから家とは一生のお付き合いになります。
そのような事を考えれば自然と神事が大切なものだと理解できると思います。
皆様の益々のご健勝とご多幸並びに工事安全のことを廣田大御神様に祈念申し上げます。