東日本物故者慰霊祭が石巻市で執り行われました。
2012.3.11 -[社務日誌]
3月11日14時より全国8万の神社を包括する神社本庁主催により東日本物故者慰霊祭が執り行われ当神社宮司も参列してきました。
会場は石巻市日和山公園内の鹿島御児神社境内にて行われ、神社本庁総長をはじめ全国から集まった神職約50人が祭員となり斎行されました。
また、参列者も全国から神社関係者だけで数百人集まり、多数の一般の方々も共に鎮魂の祈りを捧げていました。
祭壇には神饌(神様への供え物)の他にも阪神淡路大震災を被った神戸市から希望の火(あかり)が供えられていました。
慰霊祭は厳粛裡に執り行われ、14時46分には天から差し込む光を表す笙の音と共に黙祷を捧げました。
その後、神社本庁統理、北白川道久氏より追悼の辞が述べられました。
あれから一年。斎場に向かう町の途中には喪服を着た方が多く歩いており、所々には仮説のテントを建てて参集している光景を多く見ました。
この一年という節目はもしかしたら被災者の方々にとってはまだ消えぬ悲しみとまだ見えぬ復興に区切りとはなっていないのかも知れません。それでも人生には節目をつけることで成長することもあります。
そして、新たな節目を付けるにはこれからも続けてゆくことが大切なのです。
今日が始まりでも終わりでもありません。今日という日の毎日が過去と未来を繋ぐ大切な時間となるのです。
廣田神社ではこれからも当分は毎朝9時から東日本大震災安鎮復興祈願祭を執り行います。
どなたでも参列できますのでいつでもお越し下さい。