一年祭が執り行われました。
2012.3.23 -[社務日誌]
先日、一年祭を執り行いました。
神道式の葬式である神葬祭(しんそうさい)は亡くなられた時から数えて満1年を大事な節目と捉えて一年祭というお祭りを行います。
その後も三年、五年、十年、以後十年毎に行われ、これを年忌祭(ねんきさい)または式年祭(しきねんさい)といい、御霊を慰める大切なお祭となります。
今回は昨年神葬祭にて見送られた方の一年祭でありました。自宅には立派な祖霊舎(それいしゃ・みたまや)があり、鄭重におまつりされていました。
一年祭まではまだ御霊の状態で、その間幾度も鄭重にお祭をすることで、やがて祖霊としてまつられていくようになります。
土地の風習によっても異なりますが、五十年祭を迎えることで「まつりあげ」といい、個人の祖霊から祖先の祖神さまへとなり、その後は百年毎にお祭が行われます。
豪華な御膳をお供えして一心に手を合わせて祈りを捧げておりました。
このように、節目を大切にして、日々の感謝を祖先の神々に祈ることで私達は守られ幸せな生活を送ることが出来ます。
御霊安らかにご家族が安寧なることをお祈り申し上げます。