例大祭が執り行われました。
2012.6.20 -[社務日誌]
午前11時より廣田神社例大祭が執り行われました。
一般的に屋台が連なる夜宮の日が例大祭だと思われていますが、あくまで夜宮は例大祭の無事斎行を祈願する前夜祭であり、当神社では次の日にあたる20日に御神楽を奉納するお祭が例大祭であります。
例大祭とはその神社に最も縁のある日に行うお祭で一年の中で一番大切な神事であります。
昨夜の総代方の篤いご奉仕を神様が聞き入れて下さり心配された台風は若干それたものの、朝の天候を見る限りでは間違いなく提灯は飛ばされていました。
例大祭に献灯を掲げることが出来ないのは残念でしたが、総代方のご奉仕によって全て取り外したお蔭で、強風で飛ばされることも無く例大祭を無事迎えることができました。
毎年恒例の津軽神楽(国の無形民俗文化財に指定)は「神入前(かみいりまい)」「千歳(せんざい」「宝剣(ほうけん)」の3番を奉納いたしました。
津軽神楽は津軽地方で生まれた宮神楽で、神職の口伝のみによって伝承され、社家(代々神職の家柄)である神職しか奏楽することができない非常に高貴で神聖な神楽であります。
今年は様々なことがありながらも、無事例大祭を斎行することができました。
そのような中、神事の最後に打つ津軽神楽の太鼓の終了と共に、思わず拍手をしてしまった氏子さんがいらっしゃったのには神職も感動してしまいました。
神事終了後は参列者全員で直会が行われ昨夜の話を語らいながら楽しく過ごすことが出来ました。
国の隆昌と世界の共存共栄、そして氏子崇敬者の御隆昌御多幸を廣田大神様に祈念申し上げました。