石濱稲荷神社の秋祭が執り行われました。
2012.9.16 -[社務日誌]
16日早朝より外ヶ浜町に鎮座する石濱稲荷神社の秋の大祭が執り行われました。
石濱稲荷神社がある石浜地区は海に面する漁師町です。
毎年秋の大祭には海上運航という神事が行われ、年毎に輪番制で船主が決められ、その船主の船上で祭壇をつくり大漁旗を掲げ、祝詞を奏上して祭典を執り行います。
その後、海上へ繰り出して石浜地区の漁場範囲の4隅をそれぞれ回り、海を祓い清めて船主、総代さんの手によってお供え物を海へ散らします。
そうして海の神様へ直接、海上安全、大漁祈願を祈念します。
例年、ヤマセ(東風)が荒び波が高くなり危険なため、数年に一度しか海上で行われませんが、今年は海が凪となり2年振りに海上へ出られました。
ここ数年不作も続いていたため、漁師の方々も大変喜び来年の豊作を期待していました。
海上運航後は稲荷神社にて大祭を執り行い、終了後は公民館にて直会が行われました。
氏子総代皆様の益々のご健勝と地域の更なるご発展を祈念申し上げます。