全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

神宮大麻並び廣田神社お神札、暦の梱包作業を行いました。

2012.11.29 -[社務日誌

新年を迎える前に氏子区域で頒布していただくための神宮大麻(天照さま)並び廣田神社お神札、平成25年度暦の梱包作業を行いました。

廣田神社では氏子区域が31町会あり、年末頃になると町会長さんや神社総代の方が直接各家庭をまわってお神札を頒布してくださいます。

(但し、町会長さんの意向で協力が得られず頒布出来ない所もありますがので、その場合は神社にて受付しております。)

神棚

神宮大麻(じんぐうたいま)とは青森で一般的に「天照さまの御神札(おふだ)」と呼ばれるもので、伊勢に鎮座する神宮のお神札のことをいいます。

大麻(たいま)とはいわゆる薬物の大麻とは異なり、古くは御師(おんし)と呼ばれるが、神宮へ参拝する人々の世話人をしたり、教化活動を行ったりする祀官等が、各家庭でお祓いしたという験(しるし)として用いた祓具から呼び名が由来しているといわれています。

また、普段ご祈祷で使用している祓えをする際の、白い紙が束になったものも”大麻”と書いて”おおぬさ”と呼びます。

古来日本では麻が多く自生し、清浄や祓えの大切なものとしても扱われていました。

まつり方パンフレット

この神宮大麻は全国の家庭で必ずお祀りをしています。

それは、神宮大麻が皇祖(皇室の大御祖神)をお祀りする神宮のお神札であるため、日本全国民の総氏神様のお神札でもあるからです。

ですから、江戸時代においては全国総世帯数の約9割に及ぶ数が各家庭に祀られていたといわれています。

現代においても相当な世帯数において神宮大麻は祀られており、平成19年度の調べでは全国で約900万体の頒布数でありました。

日本の総世帯数が約5000万世帯といわれておりますので、一概にはいえませんが単純に計算しても5件に1件のご家庭ではお祀りされていることになります。

そのような事実を見ますと、家庭に神棚を設けて神宮大麻並び氏神神社のお神札をお祀りするのが、如何に日本人にとって普遍的な生活であるかがわかります。

梱包作業

お祀りする際に気を付けて頂きたいのは、神宮大麻のみや、氏神神社のお神札のみ等、どちらか一体だけお祀りするのではなく、両方一緒にお祀りするのが正しい形です。

お神札とは神様の御壐(みしるし)で、云わば神様そのものであり、神社にお参りするのと同じように日々感謝の祈りを捧げることで、神様の限りなく広大なご神恩を頂き、希望に満ちた明るい生活を築くことができるのです。

そのため、お神札も一年ごとに新たなものを授かり、古いお神札を神社に納めることで、神様のご神恩も新たに甦りまた、大きな力を蒙ることができます。

新年度のお神札を頒布しておりますのでお受けになる方は神社までどうぞご参拝下さい。