御幣立始祭を執り行いました。
2012.12.5 -[社務日誌]
本日9時より御幣立始祭(ごへいたてはじめさい)を執り行いました。
御幣(ごへい)は元々「みてぐら」と呼ばれ、神様へ捧げる物の一つでありました。
それが、現在おいては神様に捧げる物という意味だけではなく、神霊が依り宿る御正体(みしょうたい)や神棚前にすえる鏡と同じような装飾、又はしめ縄のような神域を示すもの、拝む私たちを祓う神具としても伝わるようになりました。
そのため、お正月を迎える際には神宮大麻(じんぐうたいま 天照さまのお神札)、廣田神社のお神札と共に、御幣の紙垂(しで 白い紙)を毎年必ず新しく立て替えるのが、古くから伝わる津軽地方の習わしとなっています。
廣田神社では、新年の御幣に使用する紙や紅白水引などを祓い清めて、御幣の立て始めを神様へご報告する御幣立始祭を毎年12月5日に執り行っています。
そこでは、新年一番初めに立て替えた御幣として、昨日の社務日誌でご紹介した末社の御幣が祓い清められます。
また、新しく立て替えて神棚にまつる人々の平穏無事も併せて祈願しております。
早速、神事終了後には新たな御幣に立て替えるための氏子さんがいらっしゃいました。
お神札と御幣を新たにして家族そろって良い新年を迎えましょう。
御幣立て替えのご案内・・・http://hirotajinja.or.jp/page-699/