全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

第87回四條公祭並び庖刀碑慰霊祭が執り行われました。

2013.4.22 -[社務日誌

4月21日に第87回四條公祭(しじょうこうさい)並び庖刀碑慰霊祭が執り行われました。

四條公祭とは景行天皇より膳大伴部(かしわでのおおともべ)の姓を賜った料理の祖神様である磐鹿六雁命(いわかむつかりのみこと)と、料理技法である四條流(しじょうりゅう)の庖丁式を確立した四條中納言藤原政朝公(ふじわらのまさともこう)に、日々あらゆる命をいただく食の営みに感謝をすると共に、これからの料理技法向上を祈願する神事です。

第87回四條公祭

また、庖刀碑慰霊祭とは使用出来なくなった料理人の命ともいうべき包丁を持ち寄り、境内にある「古来の庖丁道を伝承しつつ平素料理に専念せる者が永年愛用せし損傷刀を懇ろに納め感謝の誠をここに捧ぐ」という趣意のもとに建てられた庖刀碑に庖丁を納めて慰霊する神事です。

いずれの神事も青森市の日本料理人で構成される社団法人日本料理研究会、青森支部の青森清庖会さんが主催となって行われます。

第87回四條公祭

生憎の雨となり、庖刀碑前で行われる慰霊祭は中止となりましたが、拝殿にて四條公祭と執り併せて行われることになりました。

神饌(しんせん)としてお供えされるものは毎年、青森清庖会さんが調理され、今年も立派な鯛や水鳥が御神前へと捧げられました。

昨年は3年に一度盛大に開かれる懇親会が行われたため、今年は関係者のみの参列となりましたが多くの方にご参集いただきました。

第87回四條公祭

一年の節目に心と技術を見つめ直し、神様へ感謝の念を込めて料理技法の向上を祈念する。そのような会員の皆様が作り上げる日本料理を、より多くの方にも食して頂けたらと思います。

青森清庖会様の益々のご繁栄と会員皆様の更なる料理技法向上を祈念申し上げます。