外ヶ浜町南澤地区に鎮座する南澤神明宮にて秋祭を執り行いました。

朝から車のフロントが見えない程の土砂降りとなり、秋祭へ向かう道路の各所には大きな水たまりが出来ていました。

南澤神明宮は小高い山に鎮座しており、山の麓まで行く200メートル程のあぜ道は車が通れないため、一之鳥居がある公民館で集合して神社へ向かいます。

山は木々が生い茂っているため、平地より雨に当たる量が少ないですが、大ビニールを掛けてお供え物や準備品を背負いながら100段以上ある山の階段を雨に濡れながら登っていきました。

社殿前の鳥居は町に向かって建っているため、参道脇からくぐらずに社殿へ入る事も出来ますが、迂回してでも、皆さんしっかりと鳥居をくぐって入っていました。

神事では社殿狭しと多くの氏子さんが参列して祈願され、今年は、厄年迎えた方からの門幕の奉納もありましたので、併せて奉告祭も合わせて行われました。

終了後は公民館に戻り、婦人部の方々の手作り料理と南澤地区名物、神饌雑煮を頬張りながら和やかに直会が行われました。

全国で冠水を始め、床下床上浸水、川の氾濫等の大規模災害に見舞われれる中で、南澤地区も記録的な大雨に遭いましたが、幸いにも無事執り行うことが出来ました。

各地の一刻も早い氾濫の鎮静と、復興、そして被害に遭われた方々の慰霊を深くお祈り申し上げます。

秋の稔の感謝と共に、町の益々の繁栄と、氏子皆様の更なるご健勝を祈念申し上げます。