じゃんばら大注連縄が奉納されました。
2013.12.14 -[社務日誌]
拝殿前に掲げられている”じゃんばら大注連縄(おおしめなわ)”が奉納されました。
このじゃんばら大注連縄は、廣田神社の崇敬団体である「敬神会(けいしんかい)」が、3年に一度奉納され、平成13年に掲げて以来、今年で5回目を迎えました。
これまでは瀬戸子八幡宮の総代さん方が注連縄を作ってくださっていましたが、製作者の高齢化等により、今年の奉納は断念しておりました。
ところが、神様のご縁を賜り、急遽、じゃんばら型の注連縄を作っている細越大年縄保存会の方々が代わりに奉製して下さることとなり、今年度も滞る事無く奉納されることとなりました。
神社に奉納するものだからという事で、寸法や神社の構造などを図りに何度も視察に来られました。
当日は午後13時に集合し、まずは金生稲荷神社の注連縄を新しく取り替えるための準備をしました。
また、細越大年縄保存会の篤いお気持ちにより、末社の鳥居4基の注連縄も製作して下さいました。
雪が降り寒さにしばれる中、15名程の保存会の方によって古い注連縄が降ろされ、新しい注連縄が取付けられました。
その作業を見に多くの敬神会の方々も集まり、社殿に掲げられる様子を眺めていました。
細越大年縄保存会さんが製作したじゃんばらは、これまでよりも紋様が細かく組まれており、今までとはまた違った味わいがありました。
万事に安全を喫しながら掛け声を投げる姿は大変格好よく、職人技ともいうべき作業でした。
全てが取付けられると、その完成を祝し、保存会の方々による登山囃子の演奏が奉納されました。
指先かじかむ中、大変気持ちのこもった演奏をしてくださいました。
廣田神社拝殿の取り付け終了後は金生稲荷神社の注連縄を最終調整し、立派に取り付けられました。
また、八大龍神宮の社殿にも、小さくも太く立派な注連縄を奉納して下さいました。
全てが滞りなく掲げられた後、敬神会会員と保存会の皆さんで奉納の奉告をするため、じゃyんばら大注連縄奉納奉告祭が厳粛裡に執り行われました。
玉串拝礼では、敬神会代表と保存会代表が玉串を奉り、廣田大神様に真摯に祈念しておりました。
神事斎行後は大注連縄の前にて切麻という祓の道具を用いて清々しく祓い清められ、記念に全員で集合写真を撮りました。
最後には直会という事で、敬神会会員と細越大年縄保存会会員とが楽しく懇談しながら交流を深めました。
是非、参拝がてらじゃんばら大注連縄もご覧ください。