全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

焼納祭(どんと焼き)が執り行われました。

2014.1.7 -[社務日誌

忌火によってお神札に宿る大神様がもとのお社にお戻りになるため、一年の感謝を伝える焼納祭(どんと焼き)が本日1月7日に執り行われました。

焼納祭

雪の予報でしたが、綺麗な青空が広がるとても良い天気となり、お神札やお守り、正月飾り等を持ってくる参拝者で早朝より境内が賑わいました。

総代さんや世話人さんは手がかじかむ中、休むこともなく仕分けや交通整理をしてくださいました。

焼納祭

焼納祭はいわゆる「どんど焼き」や「左義長」と呼ばれる神事と同じで、多くは小正月の終わりとなる15日前後に行う所が多いですが、廣田神社では松飾りを外す7日に毎年行っております。

焼納祭

廣田神社において7日に行われているのは、松飾りを外す日に合わせているのもありますが、官庁街や中心商店街が氏子区域となっているため、仕事始めと同時に納めに来る方が多いこともあり早めに行われてきました。

焼納祭

神事では大祓詞という古くから伝わる祓いの祝詞と、一年の感謝を神様にお伝えする焼納祭詞という祝詞を奏上して祈願しました。

焼納祭

その後、様々に祓い清めた後、忌火によって火が点けられました。

焼納祭

多くの方が見守る中、滞りなく点火された納物は、大きな火柱があがり青空に向かって炎々と延びていました。

今年は例年よりも持ち込まれる量が多く、いつも以上に火の勢いがあり、離れたところでも熱さがひしひしと伝わる程でした。

焼納祭

夕方4時頃まで耐えることなくお焚き上げしました。

焼納祭

正月のしめ飾りなど、廣田神社で頒布したもの以外は、この7日の夕方までのお預かりとなり、それ以降はお受けできません。

焼納祭が終わったにも関わらず、勝手に放置していく人、また、勝手に火をつけて燃やしている神様に不敬極まりない方がいますが、絶対におやめください。

神社にはどれだけお金を積まれても、元に戻せないものが沢山あります。

焼納祭

しめ飾りを7日に持ってこられない方は、元日より7日までお預かりしていますので、事前に持ってくるようお願い致します。

また、お餅やお供え物は一年の慶を運んでくる年神様に召し上がって戴くもので、それを家族全員で食べることによって神様のお力が体に宿る大切なものです。

そもそも、焼納祭(どんと焼き)は、忌火によってお神札に宿る大神様がもとのお社にお戻られるために、一年の感謝を伝えるお祭りですので、7日に合わせて持ってこられないのは、神様に対して大変失礼にあたります。

今一度、神事の意味を考えて正月を寿ぎましょう。

氏子崇敬者の家内安全、無病息災祈願のこと廣田大御神様に祈念申し上げます。