川柳「青い実の会」の新年句会に参加してきました。
2014.1.17 -[社務日誌]
宮司が所属している川柳の会、「青い実の会」にて新年句会が行われました。
今年は川柳を始めてから4回目の新年句会となり、例年以上に多くの会員が参加して盛大に行われました。
新年初めの宿題は「かくれんぼ」、「金」、「化粧」、「駆ける」でした。
各人が事前に考えてきた句をそれぞれ3句ずつ投句をし、選者と呼ばれる句を選ぶ人が少ない時間をかけて天地人、五客、前抜きといった名称で順位をつけていきます。
その間、新年句会では会員同士飲み交わしながら、昨年一年間の川柳談義に華を咲かせていました。
そうして、選者が選び終わった後、新年句会がいよいよ始まりました。
先ずは昨年同様に遥拝という形で、一年の感謝と無病息災、そして、これからの川柳上達の祈願を全員で簡単な祝詞を奏上し、廣田大神さまへ拝礼しました。
次に、主宰である工藤青夏先生より、「川柳とは省略の文芸、如何にこの文字数で豊かに表現するかがとても大切です。そして、その句に対し、自分らしさを作っていくことがとても大切なことです。」といった内容の挨拶を頂きました。
その後、乾杯が行われ、いよいよ食事をしながら選者による句の発表が行われました。
通常の例会とは違い、お酒も入ってしまうため、ついつい発表の際に自分の句を忘れてしまう方が多かったのですが、それも一興。大変楽しく行うことが出来ました。
初めて参加した年は1句も選ばれませんでしたが、今年は3句も選んで頂き、幸先のよい新年のスタートとなりました。
やはり、上位に選ばれる句はとても上手なのですが、だからといって難しい言葉を使用しているわけでもなく、簡単な事を使いながらも、想像を掻き立て、すぐに情景が浮かぶ素晴らしいものばかりでした。
今年も様々な賞が用意されていましたが、残念ながら今年は各賞には及びませんでした。
来年こそは賞を貰えるよう頑張りたいと思います。
川柳の面白い所は、普段、私達神職が作文している祝詞というのは、神様に奏上するものなので、より丁寧、より詳しくといった気を使って作文するのに対し、川柳は五七五という如何に少ない言葉で、その秘められた思いを表現するのかという、全く反対の方法をとって表現するところです。
ですから、川柳を習っていると、言葉の使い方や表現に幅が広がり、結果的に良い祝詞へと繋がっていきます。
今年も例年変わらず、終始笑いの絶えないとても面白い新年会となりました。
終了後は、会員でもある、かかしさんの【本町 ジパング】にて二次会が行われました。
ほとんどの人が参加してカラオケが熱唱されましたが、結局最後は各テーブル毎に川柳談義となりました。
本年も自分の感性を磨きながらも、大いに楽しんで句を作成していきたいと思います。
皆様の今年一年の無病息災並び、更なる川柳上達をお祈りいたします。