青森市瀬戸子地区に鎮座する瀬戸子八幡宮の祈年祭、春祈祷が執り行われました。

五穀豊穣を願う春の大祭、祈年祭（きねんさい）と共に、新春の個人祈祷である春祈祷が併せて行われています。

もともと、春祈祷は2月～3月に掛けて氏子宅を一軒ずつ回り、ご祈祷を行っていたそうですが、現在は、春の大祭に併せて行われています。

瀬戸子八幡宮は山に鎮座しているため、春祈祷の時には毎年、雪に覆われており、途中の農道は八甲田山を縮小したような雪の回廊ぐらい積もっています。

しかし、今年は稀に見る暖冬で、雪はほぼ無く、正月から氏子さん方もほとんど除雪をしなくても済んだそうです。

それもあって、今年も多くの氏子さん方が参列されました。

ただ、あまり少なすぎても、山に沁みる水が少なくなり、瀬戸子川に流れる水が少なくなって稲作に影響が出る可能性もあるので、ほどほどには降って欲しいとも氏子さん方はお話していました。

神事終了後はそれぞれ持ち寄った弁当を食べながら、春の雪解けを楽しみに賑やかに直会を行いました。

瀬戸子地区皆様の益々のご隆昌ご健勝を祈念申し上げます。