青森田中学園感謝祭が執り行われました。
2014.2.8 -[社務日誌]
7日、青森田中学園で感謝祭が執り行われました。
毎年、青森田中学園では2月8日の針供養の日に合わせて学園グループ内の各学校、各施設から普段使用している使えなくなった物を持ち寄り、感謝を伝えるお祭が執り行われています。
消費するためだけに使い捨てられる現代においては薄れてしまっている、道具を大切に扱う心を育むため、古くから先生、職員、生徒、全員が参集して神事を執り行っています。
針供養は日頃固いものを刺している針を保養するために、やわらかい豆腐に刺すことによってゆっくり休んでもらうように労わります。
そのため、青森田中学園では裁縫関係の学部からは折れてしまった針を、情報系からは壊れたコンピューター、他にもそれぞれ専門で扱う包丁、書籍、おもちゃなど、それぞれが普段使用している道具や物もご神前に供えられて供養します。
今年も青森中央学院大学大学院、青森中央学院大学、青森中央短期大学、青森中央短期大学附属第一幼稚園、第二幼稚園、第三幼稚園、中央文化保育園、浦町保育園、特別養護老人ホーム三思園、青森中央経理専門学校、青森中央文化専門学校から300人程の教師・生徒・園児等が参集しました。
これまでは神事に混ぜて様々な行事を組んでいましたが、本年は2部制にして、1部を神事、2部を感謝を伝える行事に分け、尚且つ、より感謝の気持ちを込めてもらうために、用意された感謝文だけではなく、自分自身の言葉で伝えるよう作文してもらったそうです。
神事では変わらずに供養の儀が執り行われ、代表の生徒によって針を刺し、感謝の祈りを捧げました。
玉串奉奠では、これまで施設毎に拝礼を行っていたものを、全員が心をひとつに合わせて学園理事長が代表して行うようになりました。
次の時代を担う多くの学生や子供達が神様へ感謝を伝える場を設け、物を大切に扱う教育を指導することはとても大切なことで、大変すばらしい心掛けと思います。
是非、このような気持ちが多くの人に持って日頃の営みを大切にする人が増えればと思います。
青森田中学園の先生、生徒を始め、関係者皆様の益々のご繁栄とご多幸を祈念申し上げます。