献花されたお花を紹介します。
2014.2.27 -[社務日誌]
久しぶりの紹介となってしまいましたが、池坊・葛西栄峰先生から献花されたお花のご紹介です。
今回のお花は桃、小手ユリ(白)、スイートピー(むらさき)、ソングオブインディア(葉)、ソルボンヌ百合だそうです。
西ではすでに梅や桃の花が咲いているそうですが、青森ではまだまだ雪に覆われ、冬眠からは覚めそうにありません。
ただ、暦では「春」、活けられた桃の花は綺麗なピンク色の花を咲かせていました。
春の暖かさは格別な味わいがあります、殊、青森市のような世界一の豪雪都市ともなると、その気持ちは一入です。
それを現すかの如く、四方八方に伸びてゆく木々にその心情を上乗せするかのように淡い白とピンクの花が代弁しているかのようです。
このように、言葉を持た無いものを感じ取るには、一つの感覚ではなく、あらゆる感覚を研ぎ生ませて合わせることで、その美しさを享受することが出来ます。
ですから、願いというものも、ただ願えば叶うという事ではなく、神様の事を知り、そしてあらゆる手立てを尽くし、そうして初めて大神様の御神恩を受けることが出来るのです。
春うららと社務所玄関を賑わすとても綺麗ないけばなでした。
お花をご覧になりたい方は気軽に廣田会館までお越し下さい。