初午祭(消防団出初式の無事故無火災祈願)を執り行いました。
2014.2.4 -[社務日誌]
早朝より消防団出初式に伴う無事故無火災祈願の初午祭(はつうまさい)が執り行われました。
初午祭は2月はじめの午の日に行われるお祭で、稲荷様の縁日でもある事から全国各地の稲荷神社でお祭りが執り行われます。
稲荷様の縁日が初午となった由来は様々ありますが、稲荷神社の総本宮である伏見稲荷大社のご祭神が、稲荷山に降臨したのが初午だったという伝えから、その御神徳をあやかり縁日祭となったという説が一般的です。
毎年、廣田神社では初午の日に青森市長をはじめ消防幹部や各分団長等が市内から参集し、青森市全域の無事故無火災を祈願して青森市青森消防団の出初式が執り行なわれます。
祈願終了後は各分団から集まった益荒男により、雨乞い行事である纏い振り(まといふり)の奉納が行われるため、全て併せて初午祭として行っています。
これは、初午の日に雨が降らないとその年は火事が起こりやすいという伝えから、纏い振りをして雨乞いを神様に祈願します。
各地域ではそれぞれの分団で地域の社寺へ同様の祈願をし、纏いを振りながら各家庭を回って火事防止の啓発活動を行っています。
今年はとても良い天気となり、青空が広がる天に向かって勇壮に纏を振っていただきました。
益荒男が人の背丈の倍ほどある纏いを軽々と振り回す姿はとても迫力があります。
纏い振りはどなたでも参観することが出来ますので、ぜひ来年の初午の日にお越し下さい。
青森市の無事故無火災並びに消防に従事する皆様の安全健勝を廣田大御神に祈念申し上げます。