全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

祈年祭を執り行いました。

2014.3.21 -[社務日誌

本日朝8時30分より祈年祭が斎行されました。

春へと近づいたかと思いきや一転、昨夜からの降雪によって3月半ばでは珍しい真冬の風景に戻ってしまいました。

境内

祈年祭(きねんさい)は「としごいのまつり」とも呼ばれ、国家安泰、皇室弥栄、氏子安寧、そして五穀豊穣、商工業の生産発展を祈念する最も重要なお祭りの一つです。

神社によっては春の大祭として「春祭り」と称している所もあります。

金生稲荷神社

社務日誌でも兼務している神社の春祭りを紹介しましたが、青森市や近隣の町村では雪を考慮して、3月や雪が解ける4月に行う神社が大半であります。

祈年祭の由来は諸説ありますが、春の農耕儀礼をもとに、天武天皇4年(675)の神名帳に記されいる官社(3132社)に対して幣帛(供え物)が奉られ、国家祭祀として制定されたのが始まりとされています。

祈年祭

多くの全国の神社では2月17日に執り行われることが多いのですが、廣田神社の祈年祭は3月21日と古来より定められています。

過去には盛大に行われていたそうですが、いつからか中断され、現在は神職のみが奉仕する神事となっています。

先に述べた通り、一年の中においても最も大事なお祭りの一つであるため、氏子崇敬者の方々も参列して頂けるよう教化していきたいと思います。

五穀豊穣並び氏子崇敬者の益々のご多幸ご健勝を廣田大御神様に祈念申し上げます。