全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

15代宮司の二十年祭並び16代宮司の五年祭が執り行われました。

2014.5.11 -[社務日誌

本日、廣田神社15代宮司、田川英藏翁命の二十年祭並び、16代宮司、田川信行大人命の五年祭他、社家(しゃけ 神職の家系のこと)親族の年祭が合同で執り行われました。

15代宮司は平成6年6月26日に84歳で帰幽し、16代宮司は平成21年4月25日に67歳で帰幽して御霊舎に祀られることになり、以来、今年が満20年と5年となり、式年のお祭りを迎えることとなりました。

式年祭

15代宮司は東北帝国大学(現東北大)を卒業した後、教師を務めながら宮司として奉仕していました。

当時にしては珍しく、英語が話せて外国の文化にも精通していたため、外国人との交流も盛んであったそうです。

16代宮司は大学卒業後は相模国一之宮寒川神社へ奉職し、数年間学んだ後、帰省して宮司となり、創祀一千年記念事業や他各記念事業を遂行して現在の神社の礎を作りました。

芸事にも秀でて、書道は師範代まで務め、水墨画なども入選し囲碁や将棋など幅広く修め、現在も作品の幾つかは残っています。

式年祭

今回は一緒に祀られている社家の親族も年祭となったため、合同で神事を行う事にして親族一同が集まりました。

斎主は廣田神社17代宮司が務めて奉仕し、親族それぞれに玉串に祈念奉り、滞りなく終えることが出来ました。

式年祭

神事終了後は直会になり、久しぶりに顔を合わせた親族同士、故人の昔話で盛り上がりながら親交を深めました。

式年祭 直会

神を敬うだけではなく、祖先を崇めることで、日々の恵みと恩とを感謝することが出来ます。

そういった事をしっかりと子孫へと繫げる事が、幸せな家庭を築く大事なことでもあります。

祖先の御霊に手を合わせて、その御蔭を感じましょう。