本日11時より例大祭が執り行われました。

昨夜の雨に引き続き雨が降る天気の中ですが、準備万端のもと例大祭をご奉仕することが出来ました。

一般的に言われる宵宮や夜宮といわれるお祭りは、あくまで前夜祭であり例大祭と呼ばれる神事は本日行われたお祭りのことを指します。

毎年、例大祭には東青地区各管内の宮司等のご奉仕によって県無形民俗文化財に指定されている神職のみに伝承される津軽神楽が御神前に奉納されます。

参進は残念ながら雨のため会館を通り、室内から進むことになりましたが緊張が張り詰める中神事がはじまりました。

今年の津軽神楽は「神入舞」（神楽を行う舞台を祓い清める舞）、「弓立」（奈良の宮中の女官が御慶事の儀式として執り行った鳴弦の故事に倣い、弓と破魔矢を以って遠くへ悪魔退散をする舞。矢文で神様に願いを届ける舞ともいわれる）、「宝剣」（天孫である瓊々杵命の降臨に際し猿田彦命が先導を勤め、最後に剣を献上する様を表した舞）の3番の演目が奉納されました。

津軽神楽　神入舞

津軽神楽　弓立

津軽神楽　宝剣

津軽神楽の弓立はあまり奉演されることは少ない演目で、殆どの参列者が初めて見る舞であったため非常に関心を持ってみていました。

終始厳粛な中、参列者の方々も玉串に真摯な祈りを捧げ神事は全て滞りなく執り行われました。

これを以て皇室の弥栄と国の隆昌、世界の共存共栄、そして氏子崇敬者、世の人々が益々の御多幸となるよう祈念申し上げました。

終了後は恒例の奉仕神職のみと、氏子崇敬者と一緒の記念写真2種類を撮影して直会（なおらい）となりました。

先ずは宮司挨拶、来賓からの挨拶を頂戴し、乾杯の発声を今井責任役員によって声高らかに行われました。

生憎の雨でしたが徐々に天気も良くなり、氏子崇敬者同士、また、神楽奉仕者の神職の皆さんと語らいながら例大祭が無事終えた喜びを分かち合いながら盛況裡の内に終了しました。