神上げ(祭上げ)を執り行いました。
2014.8.24 -[社務日誌]
年忌祭の最後である神上げ(祭上げ)を執り行いました。
廣田神社では先祖祭りである年忌祭は50年で終わるため、神上げ(祭上げ)と称して個人の御霊に対しての神事が終了します。
その後は祖神として多くの先祖と一緒に恒例のお祭りが行われていきます。
今回は20年祭を迎える時期だったのですが、御霊のご家族が亡くなってしまい、御親類が霊璽(御霊が鎮まる木片)を預かっていたそうなのですが、高齢となり神事を続けるのが難しくなってしまったという事で、取り越して今回神上げする事となりました。
御親類の方々は関西から揃って来られ、取り越しせざる負えなくなってしまったお気持ちをしっかりと玉串を捧げて真摯に祈っておられました。
その真摯な祈りに、面倒だからとかではなく、実際にお祀りしていくことが困難な方々のために、神社も受け皿を作っていかなければならないと感じました。
御霊安らかならんことをお祈り申し上げます。