青森田中学園感謝祭(針供養)が執り行われました。
2015.2.6 -[社務日誌]
青森田中学園感謝祭(針供養)が執り行われました。
青森田中学園では創立した昭和21年から絶えることなく針供養を行っており、物を大切にして感謝するという心を子供達に伝えています。
現在でも毎年2月8日の針供養の日前後に青森田中学園のグループ全体にて、それぞれの施設が大切に使用している道具を供養して慰める感謝祭が執り行われています。
そもそも針供養は私たちの生活に欠かせない衣類を縫製するのにあたり、日々かたい布を指している針を保養するために、やわらかい豆腐へ刺すことによってゆっくり休んでもらうよう供養する行事です。
今年も青森中央学院大学大学院、青森中央学院大学、青森中央短期大学、青森中央短期大学附属第一幼稚園、第二幼稚園、第三幼稚園、中央文化保育園、浦町保育園、特別養護老人ホーム三思園、青森中央経理専門学校、青森中央文化専門学校から300人程の教師・生徒・園児等が参集しました。
それぞれから持ち込まれた針をはじめ、コンピューターや包丁、書籍、おもちゃなど、生活には欠かせない大事な道具や物もご神前に供えられ、神事を以って丁重に供養しました。
祝詞奏上後は供養の儀という事で青森中央文化専門学校の学生代表数名が使い古された針を豆腐に刺して供養しました。
その後、感謝の言葉として学生代表が感謝文を読み上げて気持ちをお伝えします。
昨年から神事を一部、感謝発表を二部として分けていましたが、今年は二部のはじめに針供養の神事について10分程お話をさせて頂く機会を設けていただきました。
講話ではどうして物を慰めるのか、どうして大切にしなければならないのか、また神事では何を行っているのかといったことを簡単にお話させて頂きました。
その後、幼稚園や保育園の園児らによる感謝の言葉と「おもちゃのちゃちゃちゃ」を合奏して小さい子供達もしっかりと感謝の気持ちを捧げていました。
今年は最後に東日本大震災の復興支援を続けてきた青森中央学院大学のふっこう会というサークルの発表が行われました。
ものに溢れている時代だからこそ、一つ一つ大事にする心を育む事が何よりも大切なことです。
青森田中学園の先生、生徒を始め、関係者皆様の益々のご繁栄とご多幸を祈念申し上げます。