全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

初午祭(消防団出初式の無事故無火災祈願)を執り行いました。

2015.2.12 -[社務日誌

11日早朝より消防団出初式に伴う無事故無火災祈願の初午祭(はつうまさい)が執り行われました。

初午祭は2月はじめの午の日に行われるお祭で、稲荷様の縁日でもある事から全国各地の稲荷神社でお祭りが執り行われています。

初午祭 出初式(無事故無火災祈願)

稲荷様の縁日が初午となった由来は様々ありますが、稲荷神社の総本宮である伏見稲荷大社のご祭神が稲荷山に降臨したのが初午の日であったからという伝えからその御神徳にあやかり縁日祭となったという説が一般的です。

初午祭 出初式(無事故無火災祈願)

毎年、廣田神社では初午の日に青森市長をはじめ消防団長、消防幹部や各分団長等が市内から参集し、無事故無火災を祈願して出初式が執り行なわれます。

初午祭 出初式(無事故無火災祈願)

初午祭の終了後には各分団の益荒男達による纏い振り(まといふり)奉納が行われます。

初午祭 出初式(無事故無火災祈願)

纏い振りが初午祭に行われるようになったのは、初午の日に雨が降らないとその年は火事が起こりやすいという伝えから纏い振りをして雨乞いをしたのが始まりといわれています。

初午祭 出初式(無事故無火災祈願) 纏い振り奉納

初午祭 出初式(無事故無火災祈願) 纏い振り奉納

昨夜までは寒波による吹雪で荒れていましたが、今朝は一転、曇りひとつない突き抜けるような晴天のもと勇壮な纏の馬簾(ばれん 細長い飾り)が小切れ良い音を出しながら振られていました。

軽々と振っているように見えますが、近くで見ると纏はとても多きい上に重いため益荒男達の姿は非常に迫力があります。

初午祭 出初式(無事故無火災祈願) 纏い振り奉納

初午祭 出初式(無事故無火災祈願) 纏い振り奉納

初午の日が早いと火事が多いという伝え通り、平成26年は火事が多かったそうですが、今年は11日と遅い初午であったため消防の方々も火災が少ないことを期待しておりました。

初午祭 出初式(無事故無火災祈願) 纏い振り奉納

いずれにしても一人ひとりの火防意識がとても大切です。火の消し忘れなどには十分お気を付け下さい。

初午祭 出初式(無事故無火災祈願)

纏い振りはどなたでも参観することが出来ますので、ぜひ来年の初午の日にお越し下さい。

初午祭 出初式(無事故無火災祈願)

青森市の無事故無火災並びに消防に従事する皆様の安全健勝を廣田大御神に祈念申し上げます。