しばらく投稿出来ていませんでしたが池坊・葛西栄峰先生から献花されたお花をご紹介します。

今回のお花は先生から伺うのを忘れてしまいわかりませんが、春を待つ優美なお花となっております。

いつもであれば残雪どころか雪景色となっている青森ですが、今年は暦の通り春を感じさせる陽気が続いています。

今回中心に活けれれている枝付の花は梅だと思いますが、普通の白っぽい梅の花とは違い赤色に近い花で、下に膨らんでいる大きな黄色のつぼみの花も綺麗な色を出しています。

一つ一つを見ると春らしさを感じますが、これらが合わさると、その濃い色がより主張されて非常に先進的な色遣いに見えるのが、雪の量が多くも雪解けも早かった今年の青森らしからぬ外し方が映されているように見えます。

ひとつひとつが普遍的なものでも合わさる事で個性的なものになることもあります。

部分での個性のあり方が必ずしも普遍的なものから逸脱するとは限りません。

手を取ることでの美しさというのもあるのではないでしょうか。

お花をご覧になりたい方は気軽に廣田会館までお越し下さい。