八戸白銀の三嶋神社の子どもまつりを視察しました。
2015.4.12 -[社務日誌]
八戸白銀に鎮座する三嶋神社さんの子どもまつりを視察しました。
三嶋神社さんは青森県神社庁長がご奉仕している神社ですが、今回、県内神職にむけた教化事例として教化委員企画部会にて視察をさせて頂くことになりました。
三嶋神社の子どもまつりは神社主催ではないそうなのですが、様々な方に支えられて開催されているそうです。
先ずはお手伝いされる方で正式参拝をして神様へご挨拶しました。
お手伝いされる方は本当に多様で、神社の総代さんや町内会の方、子ども会の方や近隣中学校の生徒さん、また、地域の町おこしをされている団体など年齢も所属もバラバラながら皆さん協力して盛り上げていました。
子どもまつりが行われるようになってから10年以上は経つそうなのですが、処分に困った雛祭り人形を預かったのをきっかけに始まっていったそうです。
た、雛祭りに限定してしまうと女の子しか来なくなってしまうという事で、男の日である5月5日との間である4月に行われるようになったそうです。
ただ、必ずしも順調に続いてきただけではなかったそうですが、人が少なくなった時でも、神社のため、街のため、子どものためにと皆さん協力して継続してきたそうです。
お汁粉の振舞いや終了後のご飯を作って下さっているお母さん方も、元PTAや現職のPTAの方や地域の方など様々ながらも、集まってお手伝いして下さっているそうです。
企画している遊びも多様で、昔の遊びなようなものですが、今の子供達にとっては新鮮なのかとっても楽しそうに参加して受付で渡される成績表に記入して競って楽しんでいました。
はじまって間もなく経つと次々に子供達が増えていき、50人以上遊びに来ていました。
また、参集殿の二階では小学校の茶道クラブの子供達がお茶を点てて来た方々に振舞っていました。
最後には参加者皆で青いごみ袋を使った凧を製作して思い思いに絵を描いて大人たちから教わりながら作っていました。
三嶋神社は高台にある上に港が近く風が強いため、凧上げには最適でしたが、風があっても凧上げには技術が必要で苦戦したり、あがって歓喜したりと境内中に賑やかな声がこだましていました。
子どもまつりとはなっていますが、運営する方も参加する方も同じように楽しみ、且つ小さい子供からお年召された方から年齢に関係なくお互いが交流している風景は非常に良いもでした。
また運営者も神社だけではなく、様々な団体が一つの事に向かって協力し合っている姿こそ、神社の有るべき姿と感じました。
数時間だけの子どもまつりでしたが、非常に有意義で楽しい時間を過ごすことが出来ました。
当神社でも参考にこれから何かできればと思います。