東青神楽保存会の総会が行なわれました。
2015.5.15 -[社務日誌]
13日に東青神楽保存会の総会が諏訪神社にて行われました。
津軽神楽は藤崎町の堰八豊後安高という神職が津軽藩の許しを得て神楽を習得し、津軽地方の社家(神職の家柄)に伝習して、四代藩主津軽信政公を祀る高岡霊社(現在の高照神社)へ奉納されたのがはじまりとなります。
また、昨年には創始300年の佳節を迎え伊勢の神宮、靖国神社へ奉納されました。
そのような長い歴史の中で、同じ津軽神楽でも地域によって異なる伝承がされてきたため、津軽神楽保存会を母体としながらも、東青地区内の一部の神社の社家(神職の家柄)によって東青津軽神楽保存会という組織が結成されて運営されています。
総会では昨年度の事業報告、収支決算の報告がされました。
また、津軽神楽は主に各神社の最も重要な神事である例祭に奉納されるため、今年度の奉納神社と奉仕者の確認が行われました。
そのような神職のみによって受け継がれる由緒ある格式高い神楽ですが、年々、奉納される神社が少なくなり、今年度も残念ながら少なくなってしまいました。
神楽は見せるためのものではなく、奉納する事で御神威を高め、より一層の御加護を賜るものです。
東青地域の神社で奉納したい神社があれば、その奉務宮司までご連絡ください。