全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

夏越大祓式が執り行われました。

2015.6.30 -[社務日誌

夏越大祓式(なごしのおおはらえしき)が執り行われました。

夏越大祓式

夏越大祓式

今年は雨の予報で空模様も雲が厚く、時折、ちらほらと小雨が降ることがあったため社殿内での神事となる予定でしたが、曇り以上に変わることなく滞りなく神事を執り行う事が出来ました。

大祓式は、日常生活の中で知らぬ間についてしまった罪・穢れを半年に一度祓い清める神事で、当神社では水無月(6月)と師走(12月)に行われます。

夏越大祓式

夏越大祓式

夏越大祓式

特に水無月の大祓式は夏越大祓式といわれ、茅の輪神事が併せて行なわれる事が多いため、全国の神社で盛大に行われます。

夏越大祓式

大祓式はもともと大きな災いや重要な祭儀の時などに、臨時で行なわれていましたが、恒例化するようになり、現在のような6月と12月に行われるようになりました。

夏越大祓式

茅の輪神事は、「備後国風土記」逸文の「蘇民将来」の物語に由来し、スサノオノミコトが蘇民将来という者に篤い加護を受けたお礼に茅の輪を授けて疫病退散を得たことから、現在では茅の輪をくぐることで心身を清らかにする神事となり伝わっています。

夏越大祓式 茅の輪くぐり神事

夏越大祓式 茅の輪くぐり神事

夏越大祓式 茅の輪くぐり神事

夏越大祓式 茅の輪くぐり神事

通常は神様に対して祝詞を奏上するのに対して、大祓式はそのような神事と違い、神様の言葉を人の口から「宣る」形で宣読するため、唱えることで祓の効力が発揮されます。

夏越大祓式

そのため、神職が参列者を向いて宣る形となります。

夏越大祓式

繰り返し唱えることで祓われると考えるため、廣田神社では神職と一緒に参列者も大祓詞を唱えます。

夏越大祓式

茅の輪くぐりでは、「水無月の 夏越の祓ひする人は 千歳の命 延ぶといふなり」という歌を詠唱しながら、神職、参列者全員にて茅の輪をくぐり、罪・穢れを移した形代(かたしろ)の人形、車形を、祓い清め、最後には忌火によって焼納めました。

夏越大祓式

今年は天候の不順もあってか、昨年よりは若干少ない参列者でしたが、申込みは多くの方から人形が寄せられました。

夏越大祓式

茅の輪は5日に撤去しますので、是非、まだ茅の輪をくぐっていない方は参拝がてらお通り下さい。

浄く明るく直く正しき日常となりますよう祈念申し上げます。